よんな~便り

ひっそり活動継続ブログです

コツコツと

 

 8月に入って、体調が崩れてしまっている。
まず、風邪をもらってきたのがはじまり。
透析ルームで一緒になる患者さんたちも結構風邪ひき多く、ヤバいなぁと思っていたら、もらってしまった。
咳エチケット、してくれない方多くて…困る。
マスクしてなくても、咳する時、病衣の袖でも口を押さえてると、だいぶ効果あると思うんだけどなぁ。
向かいのベッドの男性は毎回豪快にくしゃみをする。もちろん押さえることなんてしない。「ハッックショーン」そして間髪入れず「クスクェーッ」と。
ハクションとセットでいう言葉はおまじないの言葉です。
 
沖縄では、くしゃみをするとスキが出来て、ヤナムン(悪魔?)にマブイ(魂)を持っていかれるから、それを跳ね返すために、クスクェ―(糞くらえ)という風習があるのです。
でも、私の回りで、これを毎回やってる人って、このおっさんくらいだなぁ。
透析中静かな中で、ウトウトしてる時にこれをされると、「このオヤジめ!ってお前のせいでマブイ(魂)を落とすだろうが」ってなる。
 
話が逸れましたが、今回の風邪はいきなり喉が痛くなってあれよあれよという間に声が枯れて咳が酷く出るようになって、それからが長くて…
ぜんそくになってしまうんじゃないかと思いました。
ここ数日でやっと咳症状も、抜けてきています。よかった
 
しかし、今月の不調は風邪だけではなかったのです。
先週、透析の無い日にのんびり1日が終わろうとしていたのですが、いきなり右下腹部に激痛、差し込む痛みに脂汗。
これは普通じゃないなぁと思いながらも、とりあえず常備している痛み止めを飲み、痛みをこらえてみましたが、やっぱり差し込んでくる。
通院している病院へ連絡を入れ、総合病院の救急外来へ。
 
日常から、いきなりの予定外の急降下。
何が起こるかわからないってことだよなぁと思ったのでした。
 
病院は、通常診療の時間が終わったばかりだったので、そんなに救急の待合は混んでなかったけれど、それでも診察までに1時間かかった(通常診療でも1時間ならフツ―だなw)
そうして待っている間に、なんと、痛みも消えてきて、診察時にはほとんど消えてしまいました。
でも、右下腹部の突然のひどい痛みだったので、虫垂炎の可能性が怖いんだと伝えたら、痛みが一時ひくこともあるらしく、必要な検査はやっときましょうということになった。腹部エコーにCT、採血、医師が検査のオーダーを出して、そこからがかなり時間がかかった。
交通事故で救急搬送も入ってきたし、熱中症の人もけっこういたようだ。
 
やっと検査の準備が出来て、看護師が採決前に名前と生年月日を確認する。サクサク進んで、早く結果聞いて帰りたいもんだと思って、そのためには協力的にしよーと思った。採決も血管が見つからず手首からでいいですか?と言われたが(手首、痛いのよね)どうぞと差し出した。
そして採血しながら看護師「これからCTも撮るのだけど、妊娠の可能性はないですか?」と聞いてきた。はじめの問診票に記入したハズだけどなぁと思いながら即答で「無いです」と答えたら、ちゃんと考えて答えて!というような感じで、「CTは、強い放射線が出るので説明と確認をしているのですみません。無いですね。わかりました」と。
そして「もう一度聞きますね、絶対ないですか?可能性はゼロと言えるくらい?」と。
こちらがちょっとびっくりしてしまった。なぜにそこまでしつこい?
「は、い」とつよめに答えた私。
すると「失礼しました。これは女性の皆様には~」と、さっきと同じセリフの看護師、もうなんかどうでもいい言い訳みたいな雰囲気に。
 
やっと私の返事が届いたようで、きかなくなりましたが納得してんだか…
私の方が何とかしたい!という気持ちになって、こりゃここで私は言うべきだわ!と思いました。
お互いのために!
 
「あのー、何回も聞かれましたよね?」
一瞬、やっとちゃんと考えて答えてくれるんだわ!って顔した看護師さん、
「あ、はい、確認のためですよね、わかります」と私。
「でね、あのー、私のパートナーがですね…女性なんです。」
「可能性のことも尋ねられてましたけど、それも低いですよね?」と畳みかけ気味に言いました。
「わかります?」と。
看護師さんガラリと変わって、「…了解ですッ!」と。
 
まったくいろんなこと想定して聞いてるんなら、相手のセクシュアリティまで想定してよって思う。
はぁぁん まだまだなのよねぇ
 
ああでも、こういう場面で、堂々と言えるのは清々しい。心の健康。
 
それも活動のおかげ。自分がオープンにしたことも、活動の成果で沖縄社会の中にセクマイが顕在化され正しく認識されてきたからだと実感した。
 
絶不調の8月だけど、ちょっといいことあったな。