よんな~便り

ひっそり活動継続ブログです

「結婚の平等にYES!」へ行きました

 

 

結婚の平等は、きっと近い将来この国でも実現するだろう。

そうならなくては、この国の未来はないと私は思っている。

 

私とパートナーは先日、「結婚の平等にYES!」というイベントへ行って来ました。このイベントは公益社団法人「Marriage For All Japan-結婚の自由をすべての人に」の呼びかける同性婚実現に向けたキャンペーンで、沖縄でも実行委員が立ち上げられ開かれました。

 

メインは映画上映で『同愛一家』(原題)という台湾のドキュメンタリーを観ました。その後、トークセッションがあり、メンバーはイベント実行委員と台湾からのゲストと、女性同士のカップルで子育てをしている方、そして同性婚訴訟の九州弁護団から弁護士(沖縄出身の方)でした。

 

台湾はアジアで初めて同性婚を認めた国。

映画では、同性婚が認められるまでの台湾の様子を3組の家族の日常を通して見せてくれます。精子バンク(?)を利用して子を持ち、パートナーとの婚姻を望んでいるレズビアンカップル、起業し生活の安定を願う若いゲイカップル(一人はマカオに国籍がある)そして、長年連れ添い老いを実感するゲイカップルです。

沖縄と近い地域の台湾、日常の雰囲気も似ていて、とても身近に感じました。

私は長年連れ添ったゲイカップルに自分たちの今を重ねていました。映画では長く連れ添ったパートナーに物忘れの症状が出て来て、それを看ている相方が「自分にもしものことがあったら、この人はどうなってしまうのか」と心配するところはもちろん、実は一番重なったのは、本当に普通の飾らない生活のシーン。朝起きて食事をつくって(彼らの朝食はスムージーみたいなものでしたが)毎日同じメニューを続けているところや、寝巻きだったり下着でウロウロしたり、ダラっとした感じとか。パートナーに散髪をしてもらっているシーンは本当にうちと同じで笑ってしまった。

 

一緒に買い物に出かけ、病の症状が出るパートナーをサポートしている様子は、私たちカップルも、こんな感じだよなぁと思うのでした。

日常ってどこも似ているんだなぁと思いながら観ていました。

が、台湾では同性婚が認められました。彼らは結婚の平等、人権の平等を手に入れたのです。

ああ、一気にウチとは全然違う景色になった。

 

私はパートナーと長年暮らして来たけれど、病気になった時も個人の制度を使って凌いできました。急に入院した時も病院側にパートナーを認めてもらえずしんどいことあったし。細々と払っている保険も自分が死んだらパートナーではなく、受取人は妹のままだ。保険会社もLGBTへの取り組みは進んでいて、受取人を同性パートナーにすることは可能になっているとこも多いけれど、パートナーシップ証明書などの提示が条件とかで、それはうちにはクリアできない条件です。残念。

お互いがどこに住んでいても、安心できるように、生きているうちに同性婚が出来るように。そのために自分なりに動くし、表立って活動を頑張る仲間たちへの応援もしたいとあらためて思ったのでした。