よんな~便り

ひっそり活動継続ブログです

ニュースの見出しだけでも、酷く傷つけられるんだけど、なかなか浸透しない

 

 見出しは、そこに書かれている記事の内容をズバリ要約し、ここに書かれてますよ!と知らせる役目だし、キャッチするために、目に留まるよう結構なきわどさ、ドキリとさせるのも狙い…

それはわかっているけど、はたして人を傷つけるような言葉を選んでしまうと逆にマイナスになると思うんだけどなぁ(サポートする内容だとしても)

LGBTに関わる記事は、それが多い。あ、女性に関わる記事もだな。

 

今朝、LINEを開けると、毎日新聞のデジタル版が届いていた。いくつかニュースの見出しが並んでいるのだけれど、この見出しのスペースは字数が少なく、極短い言葉で、どう伝えるか、センスが必要だろう。

その中に「性別変更ばらされ提訴」とあった。

それを見て、わたしはとても不快に感じた。「不快」と言うより、嫌って、イラッとも感じた。

なんだ「ばらされ」って。

前の日に届いていた他のニュースにもこの件は載っていたが、この不快は感じなかったよなとチェックしたら、そこには「性別変更明かされた」提訴とあった(朝日新聞

全然違うじゃん

発信している側の意見としては、とにかく目を引き見てもらわなきゃ始まんないんだよ!って言うんだろうか…

私も、記事を開けて読んだけれど(ショック見出し作戦に引っかかったわけじゃないと言いたい!)そこにも<性別変更ばらす「アウティング」で勤務先病院を看護助手が提訴>とあった。

アウティングという言葉を使うのなら、見出しにも「アウティング」だけでいいだろうに。

その人のことを勝手にばらすことがアウティングではあるけれど、「ばらす」という言葉が持つイメージってどうよ?脅しに共通する響き。

「ばらす、ばらされた」という言葉が、その人がすごく悪いことを隠している(た)みたいに連想させる。

記事にはアウティングを巡って起きた一橋法科大学の男子生徒転落死のことも触れられていたけれど、<アウティング>に関する資料でしかないでしょって思った。

 

ほんとに辛い目にあっている人のことを取り上げるなら、気遣いをしてほしいと思う。

 

あ~あ~、こうやってセクシュアルマイノリティ―は、性自認を悪いことを隠しているに語られることがある。