パートナーの実家から預かっている鉢植えの中に、飛び込みで入っていたのか、リュウキュウハンゲの葉が芽を出した。
以前住んでいた家の庭には自生していたので、葉っぱがどんな形か知っていました。
葉の形はサトイモの葉に似た形で、大きさは15~20センチくらい。
雑草…(この言い方も好きじゃないなぁ)、庭のいろんな草の中にあっても映える葉の形と濃い緑。
でも庭だと定期的に草刈りしてしまうので、なかなか花には お目にかかれないのですが、
当時、葉を植物辞典で調べて、リュウキュウハンゲと知ってその草の周りは手を入れず見守りました。
すると、ちょっと不気味な、でもビロードみたいな質感のきれいな花が咲いたのでした。
リュウキュウハンゲの花、見つけると、ドキドキってする。
ちょっと妖しい雰囲気を持っています。
そして、この花が独特のにおいを発するのです。
「んンッ おっふ…」吸い込むと咽るけっしていい香りじゃないねぇ
久々に出会ったリュウキュウハンゲ、花も咲くだろうと、楽しみにしていました。
その日朝起きて草花の見回りへ。
階段を上がる途中、むぅんと匂った。何だろうと思って何度か行き来して、思い出しました。
もしやのリュウキュウハンゲの花の匂いか!
鉢植えの中の葉っぱが生い茂ったとこをのぞいてみると、ひょぉ!咲いていました!
近づいて写真を撮る。
息止めてポチっとした。
何年ぶりに見ただろう、感動しました。
古い土地が改良されたり潰されちゃったりで、自生していたこの子たちの姿も見かけなくなっているんだよなぁとしみじみ。
ホームセンターや植物を売っている店には無い種類の草たち。
当たり前に生えていると思われていた種類の草花も、消えていくなぁと思いました。