首里城、焼け落ちる映像は 脳にくっきり焼きついていて、
思い出すと音や臭いまでしてくる(←想像なんだけど)
先日、首里城の近くまで行く用事があった。 私の妹とそのむすめで私のめいっこちゃん(6)も一緒に。
せっかくだからちょっと首里城の周りを歩いてみようとなりました。 6歳のめいっこちゃん初めての首里城。
残念だなぁ彼女の記憶の首里城は、「焼け落ちて行く様子」なのだと私は思いました(溜息)
めいっこちゃんは大人の思いなんて関係ありません。
初めての場所に気分は上がりっぱなしw
スタート地点の守礼門は無事です(修繕したばかりだもんね) 記憶と記録が大切だよ!ということで守礼門の前で写真を撮りました。
で、即 「歩く前に首里城公園内のレストランへ行って腹ごしらえしよう!」となりました(笑)ちょっとでも応援したいと思って。
実は公園内のレストランの沖縄そばを気に入っている私。
これは以前に食べた記憶ですが、きっと変わってないはず!と(賭けでしたw)
ソーキそばも本ソーキだからね
(時々ソーキと言って軟骨が出てくるとこもある中で)
値段も他の沖縄そばの店と同じくらい。
店内も綺麗だし、「レストラン」だからサーブも感じいいし。
レストランは、お昼時だけれどガランとしていて、ちょっと心配になった。
でも以前来た時もガランとしてて(苦笑)
ゆったりとしてたから大丈夫よねと思いつつ…
「今日は一品多くオーダーしたいな」と思って店に入った。
入った時、ショーケースに冷やされているジーマーミ豆腐(ピーナッツを使った豆腐)を見つけていた私。
そばを食べ終わって、ジーマーミ豆腐をオーダー。
コレがまた濃くて美味しかった!スーパーとかパックで売られているものと違った。
ちょっと話が逸れるけど学生時代、友人の家で、友人のおかぁさんが作ってたジーマーミ豆腐と似ていた。
友人の両親は伊江島出身で、季節になると名産の落花生が送られてくる「だからジーマーミ豆腐は自家製なんだよ」と言ってたっけ。
話を戻して、散歩に出発。
首里城公園は守礼門から入いって少し歩いたら、もう規制の黄色いテープがあった。 でも城壁の上、北殿の焼けた残骸が見えました。 その時、私は「あ!大丈夫だ」とつぶやきました。
なんだか気持ちが上がる感覚でした。 焼けているけれど、残った部分の朱色が目に強く入ってきたからそう感じたのです。
もちろん現実はかなり厳しい状況だというのはわかるけれど。
ああそうだ、皆、朱色の首里城をみたがるけれど、城壁だけでも見応えがあると思う。青い空に向かって独特のカーブを描いて伸びていく…そのシャープな黒灰色。それが青空という画面を「切る」様にもみえる。
やはり城、他の建物が無い場所、高いところに造ったんだなぁと実感します。
めいっこちゃんと妹と3人で首里城公園の周りを歩きました。
首里は細い道が蜘蛛の巣みたいに張り巡らされていて面白い。
泡盛の工場近くは酔いそうなくらいの香りが漂って、あちこちに沖縄で「カー」と言う昔使っていた井戸・湧き水があったり(首里は多いと思う) 細かな道をぐるりと回ってスタート地点に戻る頃には、めいっこちゃんヨレヨレになっていました(笑) 私も妹も息が上がっていました。
帰るとき、めいっこちゃんに「首里城は、また再建されるからね」といいました。
めいっこちゃんは、「首里城、楽しいよ!」(今でも)」と。
私も「そうだよねぇ~首里城、十分楽しいよねぇ」と。
めいっこちゃんに気づかされました。
失っても楽しく出来るんだよなぁ
心次第なんだよなぁと