よんな~便り

ひっそり活動継続ブログです

私の好きな場所

 

一昨日、iPadに来ていたニュースをザッとチェックしたら、琉球新報のデジタル版の記事が目に飛び込んで来た。小さな見出しには<カミングアウトをきっかけに 浜比嘉島で宿泊施設>とあった。

大きい見出しもあるのですが、「カミングアウト」という言葉をピンポイントで見つけるって、脳の力だなぁ。わちゃわちゃしたニュースの中でも、感心があるというか自分に関係していると思っている言葉は見逃さないなぁと感心する。

 

記事の大きい見出しは「島サウナでととのえて」でした。

琉球新報では最近サウナをレポートした記事を連載しています。

いつもだと「まだサウナ流行ってんだ〜」という感じで通り過ぎたはず、でも「カミングアウト」を見つけた今回はちゃんと目を通すことにしました…

 

セクシュアルマイノリティー当事者で、カミングアウトをきっかけに「こころをととのえること」に興味を持った>とはじめの方に書かれてありました。

京都出身の岡本さんという方が営む宿泊施設「島サウナ」を紹介して場所は浜比嘉島。ちなみにその島は私の好きな場所の一つです。

浜比嘉島という地域はセクシュアルマイノリティが住むとどんな感じなんだろうと思いました。お気に入りの場所ですが暮らすとどうかしら。

 

浜比嘉島沖縄本島中部の東側にある離島なのですが平成9年に橋で繋がりました。全長1430mの橋を渡ると、昔の沖縄の風景が残っている地域です。道幅も狭く低い石垣に路地。お互いの家の行き来も気軽に縁側から行っちゃうみたいな、懐かしいさを感じる場所。

そして神高い島でもあります(周囲7km弱の小さな島に琉球開闢の祖を祀った洞穴や御嶽が集まっています)島の風を思い出しつついろいろ想像します。島の人たちとの交流はどうなんだろう、習わしや継がれてきた価値観や感覚は強かったんじゃないかなぁと。

でも高齢化で、元々から住んでいた人々は少なくなっているのかもなぁなどとも考えました。それだったらセクシュアルマイノリティの生きづらさは軽くていいよねとかw

 

これまでは多くの人が行き交う都会が生きやすく、人の流れが少ない地域だと閉鎖的になりがちで、ジェンダーバイアスもひどいし、セクシュアルマイノリティは生きるのがしんどい場所という感じだったけれど、そこに住む人の代が変わったり、他の地域の人が定着するとで良い感じの場所になる可能性は高いかもと、希望を持ちました。それに、やっぱり顕在化と社会運動の賜物だと思うのです。沖縄県内での啓発はかなり進んでいるから。で、若い世代にはセクシュアルマイノリティの存在や人権尊重は当たり前になっているもんな(希望的な気持ちも含む)

 

そんなことを考えていて思い出しているのが、2016年にレインボーアライアンス沖縄で行ったアンケート。LGBTの人権について問うたもので、県議、市町村議員を対象にしていました。

その時の結果は正確には思い出せないけれど、多くの人が行き交う地域の議員の答えはLGBTという言葉を知っていて、その人権を守ることに対しても積極的だった。それに比べると人の流れが少ないと思われる地域は、予想していたことだがガックリなくらい意識が無かった(低いというより)

議員を対象にしているのでその地域の人々の意識は本当はどうなのかわからないところだが、しんどい地域に住む人のことを思い心が痛かった。

 

沖縄はだいぶ変わったのかも?

「生きやすさ」に地域差がないように