四面楚歌、八方塞がり…
いま、重なる問題に押しつぶされてしまいそうな状態にみえる。
アメリカではコロナパニックの中、
人権と人種差別に対して市民が立ち上がり運動をしている。
恐ろしい大統領がいるもんな、命がけだよな。
東京では言葉に翻弄され、休業「自粛」要請での支援で職業差別的な仕打ちがあった。
市民を守る責任のある長は、言葉を操り「自粛」から「自衛」せよと言い、
人権無視しそうな勢いで検査体制へと向かうだろうか…。
「夜の街」でスケープゴートにされた街。
コロナも人々を容赦なく蝕んでいくが、それ以前から根を張る厄介な人種差別という病がある。
そこにも市民は向き合わないと生きていけない
急ぎ五輪に向けて動き出す日本。
この感覚にめまいがする。きっと人々は、メンタルをやられるだろう(もう病んでるよねぇ)
こんなにひどい状態に置かれて。
職を失って住む家も無くなってしまった人は、明日生きているか…戦う気力も、もがれている。
私の住む沖縄も、いろんな問題を抱えている地域だけれど、きっとひどさがましているだろう。これから顕在化してくるのがおそろしい
アルコールの問題、DVの問題、貧困。
この前、ネットをちょろちょろ見ていたら、アメリカでの抗議運動のようすを流す日本の報道に対して、海外の差別運動を大々的に報じるのに、アイヌの人々や沖縄の問題は放送しない!と言う声を見た。
でた!これこそ分断作戦のおもうつぼと思って溜息。
ため息ついたけれど、その意見もわからないわけじゃない。
そこ此処に差別や人権の問題はあるから。
「ここにも厳しい現実があるんだよ!」と言いたい気持ちにもなるさね。
しかし、私はこの意見が目に入ったとき、やっぱり残念な気持ちになったんだもん。
メディアの偏ったニュースの提供にワジワジィ~しているだろうけれど、
その言葉だけだと、分断されてしまう感じ。
同じく抑圧されていて人権を蹂躙されていると声を上げる運動なのだからつながる心はあるはず…
チラッチラッと、見ただけだから続きの文があったかもだけれど、残念ながら私はその「希望の文」は見ていない。モヤモヤしたままで一日過ごした。
LGBTの運動を始めたとき基本「ワンイシュー」で行こうと話し合ったのを思い出す。
沖縄は基地問題が多きく占められ、人権や貧困の問題もそのことにひっくるめられている。
それまでセクシュアルマイノリティーの抱える問題が表に出たことは、ほぼ無かった。
だから、吹き飛ばされないように、大きな運動に吸収されないようにワンイシューにしたんだったなぁ
でも、いつだって私達の目は広く見ていたよ。自分事として。
酷いニュースには、どこの国・地域関係なく心を痛め、お互いの会話の中にその話は上がったもの。
今だって、それは変わらない。
だって、安心して安全に暮らして生きたいって当たり前の要求さね。
こうやって書いているのも、私なりの運動。