よんな~便り

ひっそり活動継続ブログです

ラン活って

 

地元紙のデジタル版の見出しで「ヤマ場は敬老の日!過熱するラン活商戦、増税前の駆け込みも」と書かれてあって、

ラン活って何よ?頭に浮かんだのは、受精卵が細胞分裂していく図。生物の時間に習ったあれ。

でもカタカナだし…って、そもそも過熱しないしね卵割w

じゃぁ、マラソンとかジョギングを積極的にやってる人のこと?「ラン・走る」ってことかとも思ったけど

まったく違った…。検索したら、

 

ラン活」とは小学校入学を控えた子供のランドセルを選び、購入するための活動を指す造語です。だって。

 

ヒィィそれって 買い物で、そのための動きで、活動なんか!?

あ、そうなのか…<活発に動くこと、働き動くこと >だから、ソレも活動w

私は毎回の透析は、生きるための活動だな。生き活。縮めると「生活」wとか浮かんだ。

 

そういえば2ヶ月くらい前に、妹から娘のランドセルの件で見本展に付き合ってくれないかと言われて、一緒に行ったっけ。

展示会は那覇にあるホテルが会場で、へぇわざわざホテルでかぁ〜と思って行ったら、見学の家族が続々とだったなぁ

展示会を開いたのは本土の鞄屋さんで、ランドセルを作ってきた会社だった。

妹は基本、ランドセルを買いたく無い派なのだけれど、一応実物を手に取れる見本展はチェックしてみようと思ったらしい。(ラン活だな)

 

それと、大型量販店のランドセルコーナーやテレビCMにアレルギー起こしてしまう〜!酷いんだもん!ジェンダーバイアス。まだ 展示会の方が良さげとのことだった。

 

で、妹は娘ちゃんを連れて行かなかった。周りの雰囲気で「欲しい!」ってなるからと妹は言っていた。

 

 

展示会のランドセルは、素材によって分けて置かれてあった。

牛革、クラリーノ(人工皮革)、コードバンにヌメ革まで!

お値段も60000円代から …ゾッとした。

おばぁちゃんを連れてきてる家族がほとんどだったなぁ スポンサー連れってことだな。はぁ〜。すごいなぁ

 

ランドセル、いろんな色が出てきて、性別に関係無く好きな色を選べるようになったかのように見えたけれど、実際は相変わらず、すっごいジェンダーバイアスがかかっていて、外側パステルカラーのものは、刺繍や裏張りの生地がハート型にくり抜かれてたりプリント柄だったりの「女の子用w」

黒や青は 「男の子用」と言った感じで菱形にくり抜かれたり槍みたいな柄やストライプ。

いろんな色でランドセル購買意欲を上げただけだったんだねー。

 

ちなみに妹の息子は赤色が好きで、入学前ランドセル買う予定ではなかったけれど、買うなら赤が良いといっていた。

買う予定はなかったが、夫の母親が、入学祝いだと青のランドセルを買って来ちゃった。今 5年生になった息子ちゃんはそれを背負って通学している。

娘ちゃん、ランドセルはどうなるかはまだ未定(娘ちゃん誕生の頃から夫の実家とは縁遠くなっているので、買って送りつけられることは無いだろうw)

 

と、いうことで、うちではラン活は放棄している

 

 

この息子ちゃんが幼稚園に通っている頃、以前タイムスに書いたエッセイを思い出したので、載せておこう。

 

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子供が安心できる社会に

 

今回は、私の家族について書きたいと思います。私は、同性のパートナーと2人で暮らしていますが、近所に住む妹とその夫と子供たちも含めて、「私の家族」と呼んでいます。

私たち家族は、共通の志をもっています。それは、まず性別によるバイアス(偏見や先入観)を持たないこと、そしてお互いの考えを尊重して支え合うというものです。

妹とその夫には、5歳の男の子と1歳の女の子がいます(出生時の性別で言うと)。私とパートナーも一緒に子育てに参加していて、家族の共通の志は、子育ての目標にもなっています。

ことしの4月からおいっ子の幼稚園生活が始まりました。社会と交わる第一歩です。早速、彼の持つピンク色のリュックについて、他の男の子から「男なのに何でピンクのカバンなの?」と言われたと話してくれました。私も妹もドキリとしましたが、彼は「色に男・女ってないんだよー」と答えたそうです。

それを聞いて私たちの目標が実を結んでいるのだと感じうれしく思いました。

でも最近は残念なことに「この遊びは女の子たちの遊びだからやらない」と、性別で区別することを言うようになっています。妹やおいっ子から幼稚園の様子を聞いていると、子供たちの中に、かなり性別に対するバイアスがあるようです。社会の縮図をみるようです。私が自分とほかの子たちの間に壁を感じたのが幼稚園生の頃だったのですが、その頃より今の方が、女の子・男の子を強調する風潮を感じます。そこには、それになじめない子、居場所のない子がいるはずで、それを思うと心がざわつきます。

幼稚園でお友達をつくり、仲間意識をもつ経験は大切ですから、その気持ちも考えながらどうやって性別に対するバイアスを取り除くか?と日々思案しています。子供たちが安心してのびのびと生きられる社会つくることは大人である私たちの責任なのですから。