先日(と言ってもこのブログを書いたのはもうだいぶ前になっちゃったw)、朝のニュースで千葉県の公立高校で学校指定の制服を選べるようになったことを伝えていた(スラックスやスカートとかの制服を)
私は良かったね!という気持ちと、それを打ち出せば「考慮オッケー」ってなるんだよねとモヤった(ウォッシュ的なことを危惧してるんです)。
メディアでも学校自体も世にアピールするとき「制服の選択自由、LGBTへの配慮」という言葉がついて来るけどそれって、モヤモヤするんだよね。あぁ~あ もっと深いとこまで見て言いなよってね。
いつものようにどんより気味の私は
「女生徒の制服の選択肢が増えた、スラックス(ズボン)も選べます」って記されてて、毎度男生徒の選択には、全く及んでないんだろ?と、そんな気持ちをで記事を読んだ。
が、結果、ああ良かったネガティブ予想とはちょっと違ってた。
この学校ではアンケート上の「生徒からの声」を受けて動いたのだなと思う内容。黙殺せずに。
スラックスを履きたい子、そしてスカートを履きたい生徒も(勇気を出して選びとってくれたんだなぁ)。いわゆる男生徒とされている生徒がスカートを選んだのです。
私は、この学校は素敵な学校になって行くだろうなぁとちょっと安心した。
そして今後のことを思った。学校は校長や先生も移動していくのでその取り決めや雰囲気や継承されると良いなぁと。
さてこの件で私の身近な話を思い出した。
私の妹家族の下の子が今年、住んでいる地域の小学校へ入学したのだけれど、
なんとその学校には制服がある。学校は「私立」とかでもないんだけれどw
妹もその制服がとても嫌で(制服にはじまっていろんなことが抑圧的であろうと思ったんだね)、
できれば他の学校へと考えたけれどうまく行けずに、結局その学校へ通うことになった。
妹はその制服を購入するのも嫌で(お金もかかるし)学校のHPで制服に関することを調べてみたと。
で、その中で、女生徒の制服についてはズボンも選べると知ってちょっと安堵したと言っていた。
しかし男生徒のスカートを選べる言及がなかったのがおかしいと思ったのと、実際下の子がズボン登校しても大丈夫なのかの確認として学校(先生へ?)へ問い合わせた。すると下の子のズボン登校については「大丈夫ですよ。ズボン登校している子いますよ」という答えで確認がとれた。
それで、では女生徒がズボンを選べるならスカートを男生徒が選ぶのもオッケーですね?と聞くと、その言葉にそれはまったく頭に無かったという感じで驚かれて、「え?女生徒ズボン登校は防寒や風の強い日など、あと活発な子が動きやすく…」という答えだったようです。残念ながら自由に選べるということでは無かったのでした。
妹は、残念と言っていた。でもせっかくの機会だから「男生徒とされている子の中にもスカートを履きたい子もいると思うので考慮するようにしてください!」と言っといたぜとフンフンッ!と鼻息荒く報告してくれた。
報告を聞いた私は、よく言った!とお互いの頑張りを褒めて、
「そもそもあんな薄っい生地の半ズボンで防寒って!」とツッコミを入れた私達でした。
しかし、驚いた先生もダメねぇ いろんなこと考えてなきゃ。
この小学校へあがる子の中にいるであろう自分の性別割当てに否がある子は苦痛大きいだろう。6年間もあるんだよ。地獄かもしれん、いや地獄だという子もいるよな。
私もその学校のHPをチラ見しましたが、制服については
<着用が始まった昭和41年から続く長い歴史があります。本校を卒業した方々の思い入れもあり、この伝統は守り続けています>と書かれてありました。
ギャー、やっぱりそういう感じだよねぇ
伝統…。
伝統って言っても、継承していくものと、
変えていくもの変えなきゃなものとあるよなぁ
制服が伝統って…
そもそもスカートって、動くことに対して超不利なのよと思う私です。
とにかく大人が問題なんだよねぇ…
ああこの学校が取り残されませんように。
この学校の生徒たちが「自由に選ぶことの大切さ」を学べますように。関わる大人が意固地になりませんように。